ノルウェージャンフォレストキャットと薔薇庭造りにのめりこんだ日々について。

猫カフェRIEN

カフェとキャッテリーの名前であり、管理人・ブリーダーのハンドルネームでもある“RIEN”は、歌舞伎界を意味する“梨園”からとりました。(フランス語かと思われることも多いのですが、“リエン”と読みます)

管理人(ブリーダー&カフェ店長)が歌舞伎好きなもので(推しは玉三郎さんと中村屋)、猫たちの名前も歌舞伎にちなんだものが多いのです。

ちなみに、管理人は1970年生まれです。ノルウェージャンと暮らし始めた頃は若かったのに、すっかりオバチャンになりました。あっという間にオバアチャンになりそうです……。渡部さん、さち子さん、RIENさん、ご実家さん、店長さetc、なんと呼んでいただいてもかまいません。でも、オバチャンとかオバアチャンと呼ばれたら返事しないかも……。

中野時代

RIENは、2001年からノルウェージャンフォレストキャットと暮らし始めました。当時の仕事は、ライター&エディターで、ペット関連の雑誌やフリーペーパーもいくつか担当していました。仕事で調べ物をしているときに、たまたま目にとまったノルウェージャンの子猫がかわいくて、まず1にゃんお迎えしたのが、すべての始まりでした。

2003年にノルウェージャンフォレストキャットのブリードをはじめ、2006年10月、東京都中野区にて、23区内初の猫カフェをオープンしました。今でこそ、世界で有名となった猫カフェですが、当時は、日本に数店舗しかなく、業態自体も手探りでした。

当時は、中野ブロードウェイというマンションに住んでいて、猫カフェは、徒歩5分くらいのところに小さな店舗を借り、毎日猫5にゃんくらい連れて往復していたのです。

中野店、等々力店、桜新町店、那須店ともにリフォームスタジオLOYD松原要さんのプロデュースです。

中野店・店舗契約まで
http://morinoneko.seesaa.net/category/1904283-1.html

リフォームの様子
http://morinoneko.seesaa.net/category/1934955-1.html

オープン後
http://morinoneko.seesaa.net/category/2034917-1.html

↓こちらの写真は中野のお店です。


等々力時代

2007年12月、世田谷区等々力の戸建てに移転しました。

毎日、自宅マンションからお店まで猫を連れて往復するのが大変だったこと、自宅マンションにペット規約ができて、頭数制限ができたこと、LOYDさんが独立されて、私が移転するなら新店舗の一角にオフィスを作らせてほしいと言われたことなどで移転を決めました。

まだ、猫カフェという業態の認知度が低く、私が探していたのが、商業施設ではなく、普通の戸建てだったことから、移転先探しは難航しました。内見しては大家さんから断れる、ということを繰り返し、疲れてしまった時、初めてOKをくれたところに移転を決めてしまいました。

しかし、大井町線というマイナー路線で、各駅しか止まらない駅から徒歩15分くらいと非常に立地が悪く、移転した直後に猫カフェブームが起きたことから、売り上げが低迷し、私は精神的に参ってしまいました。お店なんてやめたい、死にたいと思う日がとても長く続きました。

等々力時代は、私の暗黒時代でもあるのですが、それでも、この頃に出会ったオーナーさん、獣医さんとのご縁は私の生涯の宝物です。

↓こちらは等々力のお店です。





桜新町時代

2014年9月、世田谷区桜新町に移転。

等々力店の大家さんが亡くなり、相続税の支払いのために退去してほしい、と突然言われました。最初は立ち退き料を払わないとのことだったので、弁護士にも相談したうえ、大家さんの息子さんと交渉を続けました。弁護士からは、裁判になれば完全にこちらに有利なのだから、家賃の滞納だけはせずに、「お金がないので退去できません」といって居座り続け、裁判を起こされるのを待ちなさい、と言われました。

そうこうするうちに、移転するために最低限必要な金額を先方が提示してきたので、それ以上の交渉や裁判を待つのは時間の無駄、と移転先を探しました。かかりつけの動物病院に通える範囲、という条件で探したところ、田園都市線桜新町駅から徒歩8分程度のところによい物件がありました。

無垢フローリング、珪藻土の壁、自然塗料といった自然素材にこだわり、キャットウォーク、スカイウォーク、脱走防止扉など、猫仕様家具をふんだんに作りました。

ブログの桜新町移転の記事はこちら。

桜新町移転: 梨苑草子 (seesaa.net)

(ねこ部屋の様子やねこ家具などはこちらをご覧ください)

管理人がガーデニングにはまってから桜新町に移転したため、ウッドデッキ、フェンス、花壇などの外構にもこだわりました。庭についてのあれこれは、こちらに少しまとめました。

↓こちらは、桜新町のお店です。

↓以下は、2015年5月の桜新町店の写真です。

RIENばら1

RIENばら2

RIENばら3

↓こちらは2017年5月撮影です。

↓以下は2018年5月撮影です。

那須時代

2020年10月、栃木県那須町に移転しました。

那須移転覚書

那須移転覚書: 梨苑草子 (seesaa.net)

那須移転覚書・2020年外観編: 梨苑草子 (seesaa.net)

那須移転覚書・2020年1階リビング編(将来のカフェスペース): 梨苑草子 (seesaa.net)

那須移転覚書・2階猫部屋編: 梨苑草子 (seesaa.net)

那須移転覚書・ウッドデッキ編

那須移転覚書・内装はこんな感じ。

2019年秋の連続台風、その年末に叔父と叔母が入院しカフェを1か月休業とで低迷した売上を立て直そうとしたところで新型コロナウィルスの流行が始まりました。あっという間に家賃の支払いの目途が立たなくなり、2020年は家賃の更新もあったため、廃業を検討しました。とりあえず公庫から融資を受け、いただける補助金は頂き、皆様がクラウドファンディングにご協力くださったため、那須の中古別荘を購入し、移転することができました。

2020年11月ブリーダー業再開し、那須町だけでなく、世田谷区上野毛リフォームスタジオLOYDにても動物取扱業登録し、子猫見学・お渡し可能にしました。

カフェ再開のためのリフォーム資金調達に苦労しましたが、地元銀行が融資してくださって、無事に2021年秋猫カフェ再開致しました。那須店には、猫と遊べる広いウッドデッキや白樺林に囲まれた芝生広場とローズガーデンを作りました(庭は、2025年頃になると白樺や薔薇が育ってくるでしょうか?)。

3回の引っ越し、4店舗めの那須RIEN。移転の時は、それぞれに大変で、それなりに苦労もしたのですが、結果オーライで、猫たちにとっては最高の環境を手に入れることができました。ここまでこられたのも、支えてくださる方々のおかげです。クラウドファンディングにご協力くださった皆様、リフォームや庭造りに携わってくださった皆様、応援してくださった皆様には、心から感謝しております。こんなにたくさんの資金協力をいただけるとは思わず、とても感動致しました。本当に有難うございました。是非、那須RIENに遊びに来てくださいね。

これからも、皆様に愛されるブリーダー・猫カフェでいられるよう、精進していきたいと思いますので、RIENとRIENにゃんずを、どうぞ宜しくお願い致します。